Natural Personalityでは、人の本来の性格（Natural Personality）を、多くの心理学者が行っているように３つに分類しています。
哲学者カントは、その分類を知性・意思・感情に分類しています。
「知性」とは、知識や思考といったものを活用すること、「感情」とは、喜びや悲しみや怒りなどのこと、「意志」とは、意欲や行動力・決断を指します。

また、夏目漱石が記した草枕では、
知に働けば角が立つ、情に棹（さお）させば流される。 意地を通せば窮屈だ。 とにかく人の世は住みにくい。
なんてことを書いています。

そんなところから、テーテンスというドイツの哲学者は、人間の性格を、「知に傾いた＝思考優先型」「情に傾いた＝感情優先型」「意思に傾いた＝行動優先型」の３つに分類しました。

そこからNatural Personalityでは、これらの３つの分類を、以下の３つに分類しています。    
の３つの分類になります。
 
次にユングが唱える性格の内向的・外向的という要素、東洋的でいう陰と陽の要素を加えます。
それを加えてそれぞれのタイプを外向的（positive ＋）と内向的（negative －）に分類します。プラスとマイナスはあくまでも分類のキーワードですので、プラスが良くてマイナスが悪いという意味ではありません。

更に、3つの性質それぞれは隣り合った性質の影響も受けることから、隣り合った性質までを加味した6つの性質・2つの性格を掛けあわせた12グループのナチュラルパーソナリティに分類します。

１２分割することで、よりわかりやすいナチュラルパーソナリティの分類を行うことができます。

「12」という数字は非常に人間にとって自然なものです。
1年は12ヶ月ですし、時間も12時間が二回で1日になります。東洋では生まれ年も干支（えと）という考え方があります。子、丑、寅・・・戌・亥ですね。がこれも12です。

実はいま説明した、性格・性質は東洋でも当たり前のように使われています。すべてのものは陰と陽に別れるのと同時に、それぞれの年・日には12の干支が割り振られています。

ナチュラルパーソナリティは、更に東洋の十干十二支で年月日・時間や方位角度などを60に分類する考え方を取り入れ、それぞれの6つの性質を10分割した60種類の分類を行なっています。このあたりについては、四柱推命という古来からある統計により判断を非常に参考にしています。